こどもに文字数が多い絵本を読み聞かせるときの工夫
森の戦士ボノロンとは
セブンイレブンなどで配布されている子供向けフリーペーパーです。無料でこの内容は本当に素晴らしい。
私には3歳の息子がおり、寝かしつけの時いろいろな絵本や図鑑を読んでいます。
初めてボノロンを読み聞かせしたとき、内容をあまり理解できていない様子でした、一つのページで読む時間が長くなると途中で次のページへ進むように催促してきましたし、絵本から目を離し、違うことをやり始めまもしました。
ボノロンは挿絵(ページ)当たりの文字数が比較的多く、使っている単語や内容から、対象年齢は感覚的に少し上の6歳以上くらいかなと思います。
そこで、私は以下の工夫をしながら読み聞かせをしました。
お子さんより対象年齢が上の本を聞かせるとき、少し難しい絵本を読み聞かせするとき、絵本に集中できない、興味を示さない時に効果的です。
絵本の読み聞かせをとおし、楽しくコミュニケーションを取りながら良い親子関係、本への興味、徳操を養う基礎にしましょう。
子どもに文字数が多い絵本を読み聞かせるときの工夫
- 声の抑揚や声質に変化を付ける
- 登場人物の名前をお子さんや身近な人/モノに変える
- 言い聞かせる/問いかけるように話す
- 絵を指で指し示したり、なぞる
- 読んでいるページのみを見せる
- (内容に合わせた表情で)アイキャッチ
声の抑揚や声質に変化を付ける
登場人物に合わせて声を変化させ、少しでも分かりやすく楽しくすることにより、引き付ける効果があります。
男、女やガラガラ声、こもった声や芸人の出川さんのような声など、変化を加えた語りに子供は喜びます。場面に合わせトーンを変化させる、声優、役者になって演じて下さい。
突然小さい声で話すと、注意を引き付ける効果がありますので有効に活用して下さい。
登場人物の名前をお子さんや身近な人/モノに変える
タイトルそのままですが、お子さんの名前を登場人物の名前として使ってみて下さい。嫌がるようでしたら本来の名前を使用します。
主役、わき役または動物などで使うことにより、同じ状況でも立場によって感情が異なるので、周りの人の気持ちが分かるようになると期待してます。
言い聞かせる/問いかけるように話す
絵本に書いてある文字を完璧に読む必要はありません、省略しても良いですし、むしろ書いてないことを追加して語る/問いかけをする、と引き付け効果バッチリです。
寝かしつけをするではなく、楽しくコミュニケーションする時間だと考えてみて下さい。
絵を指で指し示したり、なぞる
絵の中の動物、植物、装飾や表情などを指さしたり、なぞったりして、読んでいる内容が示すところに注目させます。
文中に書いてないことでも指し示して、説明や問いかけをし、子どもを参加させることにより、興味や注意を引き、切らさないようにできます。
読んでいるページのみを見せる
ボノロンでは構図の使い方が1ページ、見開き全部、見開き2/3、1/3などになってるページがあります。
文字が読めない小さいお子さんに文字数が多い絵を見ながら読み聞かせるときは、子供の目線が先に行かないように、次のシーンの部分を折り曲げて隠して読むなど工夫をするといいでしょう。
上下縦に2分割してある挿絵は横に折れづらいのでしかたありせん、そのまま読みます。
(内容に合わせた表情で)アイキャッチ
表情を作ってお子さんを見てみて下さい。登場人物の気持ちでもいいですし、読み手の感情を「悲しいね、どうしたのかなぁ」など添えて問いかけてもいいでしょう。
見つめることで、子どもに考えさせる、子どもの感情を確かめる、相手の感情を理解することができます。
絵本を使わず語り聞かせる
物語は挿絵なくとも子どもは喜びます。内容をある程度覚えて絵本無しでお父さん、お母さんが話してあげるのも非常に良いですね。
私の息子も私の作り話や、おぼろげな童話の語りに食いつき、次の話をしてとせがんできます。語り聞かせは絵本を見るより、想像力アップや感性の発達に効果的です。
また、集中力の育成をするために少し長い話をするのが効果的と考えます。その時に、興味を引くため上に挙げた”小さいお子さんに文字数が多い絵本を読み聞かせるときの工夫”を参考にしてみて下さい。
自分で物語を作る場合は、取り留めもなく話し、落としどころに悩みます。そんな時の対策として、目的を何にするか、目的を伝える結論のエピソードを何にするか決めます。あとはそこへ持っていくストーリーを肉付けすると上手くまとまりやすいです。
単純に”昔ばなし”などで、あらすじを覚え肉付けして語ればスムーズにいくでしょう。
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